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THE creator 数珠つなぎ!Part.02

雑誌「シェアリングスタイル Vol.2」で、大きく取り上げたシェアスペース特集。 ここから見えてきたのは、人との出会い・繋がりの大切さ。
そこでおもしろい取材対象者に、おもしろい人を紹介してもらったらどんな風に繋がっていくのか、検証しました。
本当の体当たり企画!魅力的な人の周りには、きっと面白い人が多いはず!

2018.4.17

#インタビュー #シェアリングスタイル

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フォトグラファー / カフェオーナー
貝塚純一さん

料理撮影を中心に雑誌や広告など様々なメディアで活躍するプロのフォトグラファーにして、東京都下のベッドタウン小平駅から程近い住宅地の一角にて週末日曜のみ「シェルブレッド・カフェ」も営む。

これは、おもしろい取材対象者に、おもしろい人を紹介してもらったらどんな風に繋がっていくのか、検証する体当たり企画!「THE Creator 数珠つなぎ!」

THE Creator 数珠つなぎ!Part.01 に登場した 新城健一さんが紹介したい面白い人は・・・

貝塚純一さん

(新城さん)妻が料理家なんですが、カメラマンの貝塚さんにはその写真を撮ってもらっています。仕上がりがとてもいいんですよね。本業以外にも、カフェをやっているとか。ぜひその様子を見てみたいです!

楽しいと思えることだけで生きていきたい

東京造形大学にて3年から写真を専攻し、卒業後プロに転身。今やベテランフォトグラファーとして料理撮影を中心に数多くのメディアで活躍する貝塚さん。とはいえ、デビュー当初は順風満帆とはあまりに程遠く、友人や知人を通じて仕事の幅を広げながら、30代を迎える頃にようやく軌道に乗り始めたと振り返る。

「カメラでプロを目指す場合、一般的には師匠に弟子入りするのが定石だと思うのですが、僕にはそんな一般的なやり方自体が全然向いていなかった(笑)。ただ、美大出身だったことから、ディレクターやフリーランスのライターやデザイナーなどカメラに縁のある仕事に就いた友人が多かったため、彼らを通じて徐々に仕事っぽくなっていきました。まあ、ホントに助けられました。とはいえ、写真だけで食べられるようになったのは30代になってから。20代の頃はお米すら買えないような生活レベルでした(笑)」

7年ほど前に事務所として借りていた明大前のマンションから、それまで住居として使用していた荻窪のマンションへと事務所を移し、同時にキッチンスタジオも開設した。それとともに以前から古民家のリノベーションを行ってみたかったこともあり、住居用に西武新宿線・小平駅から徒歩5分ほどの閑静な住宅街に改装可能な古民家を借り、自身でリノベーション。「当初は仕事と居住スペースを完全に分けるつもりだった」と続ける。

「現在の荻窪のキッチンスタジオ兼事務所は当初は住居として使用していて、仕事場にする気はなかったんです。でも、オープンキッチンが撮影でも使えると思いつき“キッチンスタジオ兼事務所”というカタチに(笑)」そして住む所がなくなったので、住居とリノベーションを求めていたところ、たまたまそのタイミングで友人が紹介してくれたリノベーション自由な小平の古民家が見つかり、借りる事に。

「古民家というより、プチ廃墟物件でした(笑)。この物件では、壁を塗ったり水回りの工事をしたり、もともと手を動かすことが好きだったこともあり、リノベーション作業はほぼ一人で仕上げました」この時点ではカフェのアイデアはまだなかったので、あくまで住居用のリノベーション。

一方、数年前より自炊ブログもスタートしていて、そのブログがきっかけとなり、次なる道は大きく開けていったという。

「もともと料理は得意ではなかったので、あえてブログとして公開することで楽しみながら続ける理由付けにしました。ただ料理よりもお菓子作りの方が自分に向いているとわかり、より楽しみを見つけていく中で、友人から、どうせ作るならカフェでもやりなよと薦められ、完全に勢いだけで小平の自宅を住居用リノベーションから、保健所の許可のための店舗用リノベーションに。飲食店となると保健所による厳しい審査があり、それらはキッチンの明るさ、換気、2槽シンクの設置や、トイレには手洗いシンクの設備が必要などなど、想像以上に多岐にわたります。それらの条件をクリアするよう細部を作り直して2013年の3月に無事カフェとして営業を始めるに至ったワケです。」

こうして貝塚さんの二重生活は始まった。月曜から金曜まではフォトグラファー、土曜の夜から仕込みを始め、日曜日はカフェオーナー。つまり彼に休日はほぼないと言っていい。だが、こうした二重生活を続ける中で心境にも大きな変化があったと貝塚さんは続ける。

「フリーランスで仕事をしていると時間に対して無頓着になっていくというか、休みなく忙しくしているのが当たり前になってしまい、いわゆる生活のリズムみたいなものを欠いてしまいがちです。僕もカフェを始めるまでは忙殺されるのが当たり前の日々を過ごしていたのですが、土曜の夜に仕込みをして、日曜にカフェ営業するという今までにはなかったルーティンがひとつできたことにより、いつしか仕事を含めた生活環境にリズムが出てくるようになりました。傍から見れば、ただ休みなく働くことにさして変化がないように思うかもしれませんが、週末にモードを切り替えることでフォトグラファーとして働くウィークデイの心持ちさえも大きく変わってきたと。それはいわゆる精神衛生の向上だけでなく、生活そのものを楽しめる余裕ともいうか……。やっぱりいくら仕事とはいえ、僕自身が楽しめないとやっている意味がないと思いますし、裏を返せば楽しいと思えることだけで生きていきたい。そう素直に言えるようになったのも、カフェという新たな試みがあってこそだったと今は考えていますね」

ーーーー

雑誌「シェアリングスタイル Vol.2」からスタートした『THE Creator 数珠つなぎ!』
次回は、「暮らしのいろいろ ていねいに、」というお店で平日の夜ごはんを担当している、料理分析家のよこざわなおこさん。

> THE Creator 数珠つなぎ!Part.01 に登場した 新城健一さんの記事はこちら

 

 

シェルブレッド・カフェ

〒189-0012 東京都東村山市萩山町1-31-4
TEL / 050-3555-5064
Open / 11:30~18:30 日曜日のみ営業
https://www.facebook.com/shellbreadcafe

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